そう、私たちは広告屋なのです。( 続きです。。。。)

で、建築撮影の場合どういったところを工夫して、シズル感出しているのか?ということなんですが、これは撮影の裏側を少し見ていただければと思います。例えば、下記の写真ですが……

新築マンションの朝の雰囲気を演出

 

左の窓から明るく強い日差しが差し込んでいるように見えますが、実は、このモデルルームはテナントビルの中に擬似的に作られたもので陽の光は全く射し込みません。

私たちが、高級感のある部屋には、こういう雰囲気の光が似合うんではないか?という判断で、光の質を考慮しつつその雰囲気にあった照明をバルコニーに設置して、部屋全体を照らしております。逆に夜の雰囲気にしたい場合でも撮影時間に関係なく照明等の色を変えつつ強引に夜にしていきます(笑

補足しますと、広告物を作るときには後のデザインや印刷等後の工程もありますので、撮影時間に余裕がない場合が多いため、夜まで待ったり、昼のいい時間や晴れの日を待つということが出来ないことがあるため、強引にかつかっこよく、陽の光をまたずしてシュチュエーションを変えていきます。

そして、バルコニーの手すりの向こうも実は、テナントビルの無機質な壁なのですが、これも弊社のレタッチャーが、見栄えの良いように壁を消してます!!(これ結構大変なんです)

上の写真の部屋のLEDライトは、オレンジ色(アンバー)ですが、部屋全体の色は、それほどオレンジの色に被ってるように見えないと思います。これも偶然ではなく見栄え良くバランスを計算してます。実は!!

というように、きょうは天気が良かったからコントラストが強い写真になったとか、日が暮れてしまったので昼の雰囲気が撮影できないとか、天候や時間に左右されず(外観など不可能な時ももちろんありますが)になるべく均一したクオリティーで色々なシュチュエーションを演出でき、かつシズル感のある写真を撮影できるのが、広告写真をフィールドにしてる弊社の強みだと思っています。

 

Text Sugimura