住宅撮影は、撮影終了後にレタッチという作業が待ってます。

 

ではでは、撮影後の後処理についてほんの一部分とはなってしまいますが撮影時とどういう修正、というか写真をよく見せるために変更しているかというところをご紹介したいと思います。

 

今回お邪魔させて頂いたお宅はお隣の家が新築工事をしておりましたのでLDKをリビング側から撮影すると窓の外にお隣の御宅の建築資材やビニールシートが写り込んでしまっています。(下記画像参照)

当然ですが、他の方の私有地ですので無断で侵入して片付ける訳には行きません。

そしてダイニング側の腰窓ですが、黒い線が写り込んでいるのが気になりますし、強い光が差し込んでますので、部屋の中と外の明暗差が大きいために窓の桟が白く霞んでしまっています。強い光が、腰窓から入っているので自然といえば自然な現象かもしれませんが、自分的にはどうしても視線が行きがちなので修正したいところです。

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向かって右側の窓に諸々写ってしまってます。

でまずは、掃き出し窓の部分から修正していくことにします。

フォトショップのペンツールで、窓の一枚一枚を選択して行きます。こうすることで選択された部分だけ色々な調整をすることができます。

今回は、ここを明るくしました!

真っ白にしてしまうと視線が、窓ばかりに集中してしまうので少し外の雰囲気を残しつつ外の建材を目立たなくしました。

そして、次はダイニング奥の腰窓の修正です。

ビフォーです。

ま、眩しい…….

これを先ほどの手順と同じように選択します。

こちら側は、明る過ぎるので暗めにし、窓の桟をもう少し黒く締めるよにします。

で、調整してこうなりました。

引きで見ると、

こうなります。

掃き出し窓の外がそれほど目立たなくなったと思います。

これを手作業で一枚一枚修正していくんです。

一枚の写真を仕上げるのに20分とかかかっちゃうんで、納期まで1週間くらい頂いているわけです。ハイ。

 

Text Sugi